知ってる人は知ってると思いますが、基本的に邦楽しか聞かないTOBITOのゴウです。店内BGMの選曲が偏って申し訳ありません。
そんな僕が最近おススメしたいロックバンドに『ズーカラデル』があります。
北海道出身のスリーピースバンドで、ものすごく歌が上手いとか、パフォーマンスがすごいとか、忘れられないほど耳に残るメロディーとかあんまりないのですが、控えめで、必死で、凡人的な、それでいてたまにグッとくる言葉選びがどうにも刺さります。(僕の個人的な感想です)
興味があればこちら最新曲です。是非聞いてみてください!
ズーカラデル『ブギーバック』
さて、前年度末に発注した『ペルアドラ』さんの【K-01】モデルが先日届きました。
2足目となるこのモデル、3年使いこんだ上でのレビューを書きたいと思います。
ちなみに1足目のK-01は僕の本気靴として色々な課題を登ってきました。さすがに4回のリソールで傷みや薄くなったパーツはありますが、まだまだお世話になる予定です。
早速ですが、K-01は足の形と靴の履き方を選ぶ靴だと感じています。
僕はクライミングシューズを履くとき、足指を握りこぶしのように固めるので、トウボックスにボリュームがあるこの靴はバッチリハマります。
足先に隙間が無いので力が逃げず、細かいホールドに足をかける時も爪先が負けません。ランドが固いのもエッジングの助けになっています。
ハリボテの面を踏むときは、足指の力を抜くことで柔らかくしっかり効かす事も出来ます。対応できる課題の幅は広いです。
ただ、最近のクライミングシューズは指をある程度伸ばして履く事を前提にしてるので、そういう履き方をする人には違和感があるのでは?と考えています。
尚言えば、本当はK-01もそんなに足指を握り込んで履く靴ではないのかもしれません。
以前同社S-01の同じサイズを履かせてもらった時、こちらはトウボックスがすっきりしてるので指を握りこめず、靴を履くことも困難でした。たぶん1サイズは上が適正だと思います。S-01とK-01、足形は違えど概ね同じサイズなら、K-01も想定される履き方は指を伸ばして履くのかもしれません。
トウフックの性能は僕のシューズ史上ダントツでトップです!
僕だけかもしれませんが、甲高で足首が固い人はトウフックが苦手ではないかと思います。
しかしこの靴なら効くかもしれません。他の靴よりトウボックスに厚みがあるので、しっかり引っかかってくれます。
僕はこのシューズでトウフックが好きになりました。
『トウは苦手』という方に、是非試してもらいたいシューズです!
使ってきた中で、2つウィークポイントがあると思います。
前のレビューでも書きましたが、つま先がほぼ直角なので細いクラックとかポッケとか、上を塞がれたホールドは苦手です。
もう一つはヒールフックが難しい、です。
踵のレールにくびれがあり、予想外のタイミングで外れる事があります。
僕はレールに引っ掛けるヒールに慣れているので、この仕様はどうしても合いませんでした。
最終的に一足目は、リソールの時にミウラっぽい形に改造してもらいました。
価格は国産モデルのみになったので安くないですが、他メーカーのシューズよりだいぶ長持ちするので、リソールを繰り返せる事を考慮すれば高くないと思います。
参考までにここ数年で僕が手を出したクライミングシューズ一覧と簡単な感想です。最近あんまり岩登りをしてないので、緩めの靴ばっかり履いてます。
もともとは『ソリューション37~37H』を主戦力にしてました。
『ソリューション リブート37H』
旧ソリューションが残り一足になったので、期待して購入。
爪先が細い上に踵が絶望的に合わず、手放す。
『ソリューション コンプ38』
リブートが合わな過ぎてビビりながら大きめを購入。
旧ソリューションに近い足入れで小指と薬指がきつい。
柔らかい上に、サイズを少し大きくしたので爪先に力を込めると少し隙間ができる。この為岩場のスラブでは全く信用できなかった。
『コブラ エコ36H』
安定のコブラ。K-01がトウフックならこちらはヒールの救世主。
すべて再生材で作られてるそうだが、まったく違いが分からなかった。色は好き。
このサイズでも馴らしなしで使えたが、使い込むと靴の形状が焼き芋みたいなる。
『ニューゼロ41』
柔らかシューズが気になって購入。お客様のシューズで試した時、このサイズでなぜかしっくり来た。
爪先が余り、踵も合ってはいなかったが、ここまで柔らかいと足で握るがメインになるので、ジムで登る分には使い勝手が良かった。
『アディダス5.10 ドラゴンレース(US8)』
アディダスになってから、やや幅が広くなった気がして購入。旧ドラゴンよりは明らかに履きやすい。でもやっぱり小指と薬指が痛く、ソールが足裏より一回り細いのでフロント以外のエッジは使いづらい。倉庫の肥やしに。
自分の靴歴を見てると、指を伸ばすような履き方の靴は苦手なんだなと思います。コブラや旧ソリューションも甲部分がだいぶ盛り上がってたし。
参考にするには難しいかもしれませんが、この靴が合う人には唯一無二の相棒になると思います。
色々なジムで試着会をやっているので、可能なら試着してから買う事をお勧めします。
以上、ペルアドラ【K-01】のレビューでした!