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 最近の朝ご飯はもっぱらあんトーストなTOBITOのゴウです。
 年末年始のキャンプの為にホットサンドメーカーを買ったのですが、もうこれが美味しいのなんの☆
 特にコストコのディナーロールにあんこを挟んで焼いたやつは最高です。是非ご賞味あれ(*'▽')カロリーハキニスルナ!

 先日噂の国産クライミングシューズ『PER-ADRA』の試し履きが出来ると聞き、梅田の『Climbing space BOLD』さんへ行っていました。


 最近日本発のクライミングシューズが続けて発表されてますが、ペルアドラさんは国内生産という事もあってより興味が沸きました。
 僕は国産品こそ最高!とは思いませんが、やっぱり『日本産』に期待したい、応援したいって気持ちがあります。
 とはいえ、初めて名前を聞くメーカーさん。期待より好奇心の方が大きいくらいで伺いました。

 ボールドに着くと、丁度野田さんとペルアドラ代表の平山さんが試し履き会の準備をしており、早速履かせて頂きました!


 まず手に取って印象的だったのは『つま先の角度』でした。
 事前にSNSで見て気になってはいたのですが、実物を横から見ると90度に近いくらいで、トウボックスもかなり高いんです。
 いくらなんでもまっすぐ過ぎない?と思ったのですが、これがなかなか・・・
 手に取るとゴムの面が多い割に軽い事にも驚きました。

 もう数回試し履き会を行ったという事で、シューズによってソールの固さに差がありました。
 元々固い靴ではないですが、使い込むとけっこう柔らかくなりそうです。


 さてレビューの前に、僕のシューズのサイズ感は以下の通りです。

・『コブラ』 EUR37~36.5  最初から快適。アキレス腱に少し当たる感じがある。使い込むとトウボックスがかなり膨らむ。
・『ソリューション』 EUR37.5  履き始めは小指の付け根あたりがかなり窮屈。伸びると違和感は無くなる。使い込むとトウボックスがかなり膨らむ。
・『インスティンクトVS』 EUR38  足先の形はバッチリ。靴の剛性が強くトウを握りこめないので違和感がある(それでも踏める)。アキレス腱にかなり当たる印象。
・『パンテラライト』 EUR38  最初は少し足先の幅は細いがすぐ馴染む。足先は完全には握りこめないが、トウの力加減がやりやすい。ヒールは痛くはないが底面に隙間がある。
・『マタドール』 EUR39  足先を握りこんだ時に靴の先に隙間が出来る。強傾斜では気にならないが、垂壁など体重をかけるときは不安。

 僕の足の甲はかなり高い上に、足先を拳骨を作るように握りこんで細かいホールドを踏みます。
 爪先が尖がった靴、例えば『チームファイブテン』などは、どんなに攻めて履いても先に隙間が出来ちゃます。
 『アグロ』は試し履き会で使ってみたところ、US8だと丁度いいけど握った時に先が若干余る、US7.5だと足入れがギリギリだけど馴染めばいけるかもという印象でした。

靴の中はいつもこんな感じ!


 ヒールは『ミウラ』、次いで『コブラ』を信頼してます。
 『インスティンクトVS』や『ブースティック』のヒールも良いですが、アキレス腱に結構当たってるので爪先を下げると違和感があります。
 『パンテラライト』のヒールのように、柔らか系は苦手です。

見苦しいですが、僕の使い込んだコブラ。
足首側のゴムが伸びてトウボックスも膨れ上がってるのがわかりますか?




 そんな僕がペルアドラの『K-01 JAPAN-LINE』を履いてみた印象は・・・衝撃のウルトラフィットォォ!!!

 幅の広さもさることながら、自然と爪先を握りこむように誘導される感じで、全く違和感が無いんです。
 それこそ半年くらい使い込んだコブラくらいに(上の写真は1年使用リソール1回)。さすがにそれよりは全体的な締め付けはあるかな?
 コブラよりも少し剛性が弱い代わりに、しなる感じがしました。

メチャ快適でした!


 試登させて頂けるということで、120度くらいの壁で6mmくらいのフラットなスタンスでチェック。
 しっかり踏み込めて安心できます。インサイドからフロントまで角度を変えてみてもきっちり乗れる感じです。(アウトサイドは試し忘れました)
 爪先の角度が邪魔するんじゃないかと懸念してましたが、あまり気になりませんでした。クラックなんかに差し込む時は不利になるかも。

 エッジというか、爪先周りのゴム(ソールではなく)がしっかりしてるので、足の指の力が収束するような。
 小さな結晶に立ちこむとかも信用できそうな予感がします(*'∀')
 靴自体は柔らかいので、外傾のフットホールドも力は逃げないし、ハリボテなんかのスメアもイケそう!

しっかり体重をかけても負けたりしません。


 ヒールカップも日本人に合わせた浅めの形なので、アキレス腱あたりは痛くないし可動域の邪魔もしません。
 固さはインスティンクトVSくらいで、ミウラなどとはまた少し違う安心感がありました。


 作りそのものも良いと思います。
 こればっかりは手に取って見て貰わないとですが、良いモノです。
 分かる人は分かると思いますが、クライミングシューズって有名メーカーでもたまに雑な作りのモノがありますよね!
 やるな、メイドインジャパン。このクオリティでずっとお願いします。

 平山さんから色々話を伺う中で、こだわりというかクオリティを出すための必然ってあるなぁと思いました。
 デザインについても、スリットやラバーの曲線にも実利的な意味があるのだとか。無駄は無いんです。
 そして国産ってやっぱり大変そうです。技術もそうだし、材質も見合うものになるし。素材はとても吟味したそうです。

 来る前は「やっぱりいい値段するよね・・・」って思ってましたが、第一弾でこの品質、この値段ってすごいんじゃないでしょうか?

 総じて『僕の足形、靴の履き方にとても合う、作りのいいシューズ』と感じました。
 最初の靴がこのクオリティとは、脱帽です。
 あえて言えば、爪先を握りこむような履き方が前提になってるように感じたので、一足目には向かないかも。

 平山さんに悪い点もあったら教えてくださいと言われましたが、僕にはほとんどありませんでした。
 それくらいウルトラフィットです。びっくり!


 あとは実際履いて、インドア、アウトドアで使い込んで、真価を試してみたいと思います。
 人気がすごい上に生産数に限りがあるおで次のオーダーはいつになるか分かりませんが(;'∀')ハヤクテニイレタイゼ!

 いずれトビト、クラップルでも試し履き会をさせて貰いたいと考えています。
 その時はぜひみんなも堪能してみて下さい!

 最後に『K-01 JAPAN-LINE』の僕のサイズ感は以下の通りでした。
 使い込んだらもうちょっと印象は変わるかもなので、あくまで参考にどうぞ!

・EUR37.5 入るけど踵が浅い分、少し吐き出される感じ。
・EUR38  おそらくベスト。最初から使い込んだコブラくらい違和感なし。
・EUR38.5 少し足の先が動く。ジムで使うなら問題ない感じ。


Climbing Gym TOBITO 

クライミングジム トビト

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