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 昨日、熊野ボルダリングエリア公開イベント『KBAfes.2017』から帰ってきました。
 まだその余韻が抜けないTOBITOのゴウです。

 まずは公開に向けて開拓、整備、イベント準備と、大変な努力をされたであろう熊野クライマーの皆様。
 本当にありがとうございました!そしてイベントの成功、おめでとうございます!
 少しでも関わらせて頂けた事を、誇りに思います。

 前夜祭からの2日間、僕にとってもかけがえのない素晴らしい時間でした。

 前夜祭の前にちょっと登ろうかと早朝出たのに、道を誤って5時間もドライブするところから始まり(これはこれで楽しいドライブでしたが)。
 夕日の丘エリアで懐かしいクライマーさん達に会ってセッションし。
 前夜祭で楽しい仲間と、美味しい肴とお酒を頂き。
 二日酔いの頭を、朝の湯ノ口温泉ですっきりさせての当日!

 天気が天気だったので不安でしたが、続々と集まってくるクライマー達!
 総勢140人程のクライマーが集まったそうです。
 みんな、新しい岩場の公開にソワソワしてましたね!


 そしてついに『KBAfes.2017』がスタート!!!

 もう、ひたすら楽しませて頂きました。
 昔トライしてマントルで泣いた『チョークスリーパー1級』をアップで登って、『フワトリ初段』で大阪でよく合うクライマー方とセッションし、意味の分からないくらい悪いプロジェクトを触ってみんなでケチョンケチョンにやられたり。
 楽しい以外の何もない!!!
 どこを見ても知ってる顔がいたし、このエリアにこんなにクライマーがいる事に興奮しました!

 楽しい時間はあっという間に過ぎていくもので、セッションタイムは終了、閉会式へ。
 みんなお待ちかねの抽選会!トータル100品ほどあったでしょうか?
 MILLETさんからはザックが2つ出てましたが、当たった人が羨ましい!!

 僕は前夜祭で食べた絶品な干物セットが当たりました☆\(*T▽T*)/ワーイ♪
 因みにこれは抽選とは別に参加者全員にプレゼントされてました!太っ腹すぎる‼‼‼


 はぁ・・・終わっちゃいました。
 あぁもうね、色々楽しかったんですよ!言葉にし難いくらい。
 何だか開会式ではちょびっと泣きかけましたよ!理由は分かんないけど。
 これを楽しいにここ数カ月頑張ってただけに、妙な脱力感があります。

 気を取り直して、次は意中の課題を登る為にここに来ようと思います。
 興味がある方は是非一緒に行きましょう!

前夜祭前に一登り!
前夜祭会場へはトロッコ列車で
宴会直前、ビールが待ちきれない!
KBA.fes2017、開幕!!!
僕も全力で楽しませて頂きました。実行委員会の皆様、ありがとうございました!


 以後、長い長い余談です。

 改めて、実行委員会の皆様に最大最高の賛辞を送らせて頂きます!!!

 代表の松本君が開会の挨拶で開拓の経緯などを話してくれている時、何だか胸が熱くなりました。

 僕は6年くらい前に熊野のボルダリングエリアを紹介して頂き、それから熊野には何かとお世話になってきました。
 最初にお会いした頃の松本君は、ずいぶんぽっちゃり(?)してて普通の穏やかな青年だったんですよ。
 それこそ年相応に、少し頼りないくらいの。

 そんな彼は、もう完全に別の人でした。
 前に立つ人の顔になってました。人としての迫力がありました。
 彼だけでなく、イベントを主催するメンバー皆さんの顔が去年までとは違いました。

 準備の大変さはもう洒落にならないくらいのものだったと思います。
 ちょくちょく遊びに来てるだけに、ちょっと関わってきただけに、その変化を如実に感じました。

 掃除された岩が増えてくのが。
 鬱蒼と生えていた木々が間伐されていくのが。
 アプローチがどんどん整っていくのが。
 特にアプローチに至っては、みんなが安全に岩場へ移動できるように出来うる限りの労力をかけたのだろうと想像できます。
 最初はまあまあ危険な場所もあったんですよ?それを人力で整えたんですよ?
 自分たちの為ではなく、登りに来るクライマーたちの為に。

 目に見える変化以外にも、当日あれだけ多くの人たちが協力してイベントの為に動いているのです。
 熊野市や教育委員会、地元関係者の方々などもたくさん参加されていました。
 これらを滞りなく進める為に、準備期間に費やされたミーティングやリハの時間は、とんでもないものだったと思います。

 前夜祭で真さんと山さんが「「もうケンカや!」って何べんもなった」と笑ってました。
 松本君やぺスさんも大変やったと笑ってました。
 前夜祭で笑えるまでに、どれだけ笑えない日々があったかと思います。


 今回のイベントに参加された皆さん。
 これから熊野に行ってみようというクライマーの皆さん。

 掃除された岩の1つ1つ、階段の1段1段が、クライミングが出来るエリアそのものが、当たり前にあると思わないで頂きたい。
 トポに書かれたルールやマナーを熟読し、必ず守って頂きたい。
 地元の施設を、積極的に使って地域経済に貢献して頂きたい。

 その上で熊野のエリアを、思いっきり楽しんで頂きたい!!!

 僕などが偉そうにとは重々承知していますが、何とぞよろしくお願い致します。

 そして実行委員会の皆様、本当にお疲れ様でした!
 こんなに楽しいエリアを、イベントをありがとうございます!